皆さん「介護食」というとどんなイメージを思い浮かべますか?
細かくきざんであったり、とろみをつけてみたり…。【介護者の食べやすい食事。】といったとこでしょうか。
実は介護食にも様々な種類が存在して、その中の一つに今回取り上げる【きざみ食】があります。
実際きざみ食の利用を検討している方も多いようですが、このような疑問をよく目にします。
刻み食は危険って聞いたけど、実際どうなの?
きざみ食を食べるとよく咽ることがあるから、他に良い食べ方はないのかな…?
食べる力や飲み込む力が弱くなってきたけど、きざみ食を食べて大丈夫…?
他にも「きざみ食って介護食として利用しても大丈夫なの…?安全なの…?」といった内容の悩みが見受けられました。
ということで当記事では、きざみ食利用時の注意点や、食事能力低下時のおすすめ食事方法をご紹介します!
最後に、僕のおすすめする介護食サービスである【やわらかダイニング】についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください!
それではどうぞ!
刻み食のメリット・デメリット
刻み食とは
まず、刻み食の一般的な定義を覚えておきましょう。
刻み食は一般食を細かく刻む等、食事を食べやすくする為に調理方法を工夫した食事を意味します。
食べる力やのみ込む力が低下している方を対象に提供される場合が一般的です。
従って、「食事能力の低下した方を対象として、食事を摂り易くする為の調理方法の1種」と覚えておきましょう。
要するに、他にも食事を食べやすくする調理方法は存在するということです。
それに関しては第3章にて解説していきます。
刻み食のメリット
きざみ食は噛む作業を省くことが出来る
きざみ食は一般的に5~20mm程度を目安に食材を加工します。
従って噛まなくても食事を飲み込みやすくなります。
咀嚼による負担や、口の開閉による身体への負担の軽減につながるので大きなメリットと言えるでしょう。
食材の食感が楽しみやすい
食事能力の低下した方への調理方法は刻み食以外にもあり、「やわらか食」や「ムース食」が良く挙げられます。
上記の調理方法に比べ、刻み食は食材のサイズが大きいです。
従って食べやすく加工した調理の中で比べると、食感を感じやすい調理方法なので、こちらもメリットと言えるでしょう。
刻み食のデメリット
調理が比較的難しい
先述したように刻み食は食材を細かく加工します。
包丁等の使い方の慣れている人であれば問題ないかもしれませんが、不慣れな方もいることでしょう。
一見小さく刻めたつもりでも、隠れて大きいサイズが混ざっていた…、なんてことも十分あり得ます。
それが原因で、誤嚥(食材が気道に入ること)にもつながるので、調理する際は細心の注意を払う必要があることを認識してください。
このように、刻み食の調理を難しいと感じている方もよく見られました。
僕も料理が苦手なので、均一に刻めって言われてもできる気がしません…(笑)
刻み食を当利する際は、調理のハードルを認識したうえで取り組むようにしましょう。
調理時の衛生管理を徹底する必要がある
刻み食の調理方法としては、完成した料理をまな板の上に置き、包丁でたたきながら細かく刻むのが一般的です。
この【まな板上で細かく刻む】際に、刻まれた食材がまな板に接することになります。
刻めば刻むだけ食材とまな板の設置面積は多くなる為、まな板の衛生状態が悪いと、一般食より広範囲に菌を増殖させてしまうことになります。
食材・調理道具等の万全な衛生管理のもとでの調理が必要不可欠となります。
調理や衛生管理に対するのハードルが一般食よりも高いことを認識しておきましょう。
結局刻み食は介護食として使える?
ここまでメリット、デメリットを紹介していきましたが皆さんどう感じましたか?
メリット・デメリットは分かりました。
んで結局、刻み食って介護食として使えるの…?
こんな声が聞こえてきそうです…(笑)
結論から言いますが、刻み食には【合う人】と【合わない人】がいます。
言い換えると、【きざみ食を食べると危険な人】か【そうでない人】かのどちらかです。
したがって「刻み食って危険?」という問いに対しては、「食べる人の食事能力による」が回答になります。
ということで次に、刻み食の合う人・合わない人について解説していきます。
刻み食の合う人・合わない人
刻み食に合うか合わないかは、先述したように【食べる人の食事能力の程度】によります。
それでは詳しく見ていきます。
刻み食の合う人
刻み食が合う人は、噛む力が弱い又は噛めない人で、その中でも飲み込む力は低下していない人です。
他にも歯がない又は歯が弱くて、且つ飲み込む力のある人は【合う人】と言えます。
刻み食は嚙む力や咀嚼する能力の低下した方を対象にした調理方法ということを覚えておきましょう。
刻み食の合わない人
飲み込む力が弱い人は【合わない人】と言えるでしょう。
他にも唾液の分泌量も飲み込む力に直結するので、唾液量が少ない人も自ずと【合わない人】になります。
理由としては、デメリットでも取り上げたように、誤嚥につながる点です。
このように、実際の介護現場でも「刻み食は誤嚥の可能性が高い」という事実に基づいて判断をしているとの声もネット上で多く見受けられました。
さらに、誤嚥は肺炎等を引き起こす原因にもつながります。
僕も調べる中で、肺炎につながると知り、合併症も考えられるし怖いなと感じました。
刻み食の検討時は、対象者の飲み込む力をよく確認してから提供するよう心がけてください。
きざみ食が合わない場合の対処法
刻み食については理解できたけど、合わない人だった場合はどうすればいいの…?
ここまで読んでそう感じた方もいるのではないでしょうか?
安心してください、ちゃんと方法があります。
それは、刻み食以外の食事形態の介護食を採用することです。
結論としては、【やわらか食・ムース食】といった刻み食より食べやすく工夫された食事を摂ることが対応策となります。
次章で詳しく説明していきます。
飲み込む力が低下したらやわらか食がおすすめ
刻み食以外の介護食の特徴
介護食の食事形態をまず紹介します。
種類 | 刻み食 | やわらか食 | ムース食 | ゼリー食 |
特徴 | 料理を細かく刻み 食べやすくした食事 | 歯ぐきや舌で簡単に 潰せるよう食べやすく 柔らかくした食事 | 通常食を潰し、とろみ材等で 成形した食事 スムーズに飲込みやすい | 通常食をペースト状にし 寒天等で柔らかく固めた食事 噛まずに飲み込めれる |
飲み込みやすさ | ★☆☆☆ | ★★☆☆ | ★★★☆ | ★★★★ |
このように食事形態の飲み込みやすさに応じて調理方法が変わってきます。
飲み込む力を日常的に管理して、その時の状態に合う食事形態を選んでいくようにしましょう。
やわらか食・ムース食のメリット
最大のメリットとして、【誤嚥のリスクが少ない】があります。
理由としては刻み食と違い、あらかじめ食材をやわらかく調理している為、飲み込む力が弱くても比較的飲み込みやすいからです。
また、ゼラチン等の使用で食材にまとまりが生まれる為、食べ物が口の中でばらけにくく、誤嚥のリスク低下につながります。
やわらか食・ムース食のデメリット
デメリットとしては、調理に時間と手間がかかる点です。
やわらか食を作るには、本来の調理加えて「食材をペースト状にする工程」と「ペースト状の食事を固め直す工程」が増えます。
また固め直すためにゼラチンや寒天等を用いる必要がある為、刻み食同様使い慣れていない方にはハードルの高い調理方法と言えるでしょう。
他にも食材費用がかさむ点もデメリットとして挙げられます。
これは単純に、ゼラチン等の材料費が上乗せされるからです。
飲み込む力に合わせてやわらか食等に食事を変えていく必要があることは理解できたけど、実際ちゃんと作れるのか不安だな…。
ここまで読んでこのように感じた方も多いのではないでしょうか?
僕も同じ事を思いましたので(笑)
そんな不安が解決できるサービスがあります。
それが、【介護食宅配サービス】です!
その中でも特におすすめする【やわらかダイニング】について次章で紹介していきます。
介護食宅配サービスなら【やわらかダイニング】がおすすめ
介護食宅配サービスのメリット
最大のメリットは、調理する手間を大幅に減らすことができる点です。
理由は、あらかじめ調理した介護食を冷凍状態で家まで届けてくれるからです。
調理時間は電子レンジで加熱する時間と、食器を用意する時間だけで済んじゃいます!
空いた時間を他の家事に使うもよし、自分の休憩時間に使うもよし、日常生活に奥行きができますね!
また、調理済みの料理が来るので、やわらか食のデメリットである【調理ハードルの高さ】も解決できるんです!
色々な記事を書いていますが、本当の本当ににメリットがたくさんあって、メリットの質も高いので、心からお勧めします!
他にも、管理栄養士が監修していたりと、サービスにもよりますが健康面にも配慮されています。
介護食宅配サービスの健康面については以下の記事がおすすめなので、ぜひ参考にしてください!
やわらかいダイニングの良い点
最大のメリットは、やわらか食の種類が多いという点です。
これは単純にメニュー数が多いとかではなく、やわらかさ度合いの種類が多いとこがポイントです!
やわらかさ度合いの数を、介護食宅配サービス7社を比較したのでご覧ください。
柔らかの毎の商品数 | 商品① | 商品② | 商品③ |
---|---|---|---|
やわらかダイニング | ちょっとやわらかめ宅配食 | かなりやわらか宅配食 | ムースやわらか宅配色 |
メディカルフードサービス | やわらか食 (普通・栄養強化・減塩) | - | - |
ワタミの宅食ダイレクト | やわらかおかず | ムース食 | - |
タイヘイファミリーセット | ソフト御膳(やわらか食) | ソフト御膳(ムース) | - |
食卓便 | やわらかい食事 | ムースミール | - |
食のそよ風 | 優しい食感 | - | - |
ライフデリ | やわらか食 | ムース食 |
このようにやわらかダイニングのみ、やわらか度合いを3区分に分けていることが分かります。
やわらか度合い数が多いということは、自分に合うやわらかさが見つけやすくなることにつながるので、大きなメリットと言えるでしょう。
↓下の記事で実際に食べた感想を紹介しているので、ぜひ参考にしてください!↓
やわらか食コース診断を活用しよう!
やわらかいダイニングでは、【やわらか食コース診断】と題して、5個の質問に答えるだけで自分に適したコースを提案してくれるサービスがあります。
自身に合うやわらかさのコースが分からない場合は、活用してみることをおすすめします!
やわらかダイニングついて詳しく知りたい!という方は下記のボタンより公式サイトをご覧ください!
まとめ
いかがでしたか?
探していた情報は見つかったでしょうか?
ひとつでも多く「そういことかー!」と思っていただけるととても嬉しく思います。
今後も役立つ情報を発信していきますので、ぜひご期待ください!
最後までご覧いただきありがとうございました。