人が生きてくうえで欠かすことのできない食事。
毎日の食事を楽しみに、日々生活されている方も多いのではないでしょうか。
日々の生活に欠かせない食事ですが、高齢者のいる世帯を中心にこのような悩みを耳にします。
介護食を食べるようになってからでも、食事を楽しみたい…
ちゃんと噛んだり、飲んだりしてもらえるか心配…
両親の介護の一貫で食事の支度をしないといけないけど、日々の生活に追われて時間がとれない…
そんな悩みを解決する方法があるんです!
それは、宅配介護食サービスです!
今回は、介護食の区分・種類、宅配介護食のメリット、オススメ宅配介護食サービスをご紹介していきます。
当記事を読んで、介護食準備の負担を軽減させて、且つおいしく介護食をとることのできる理想の生活を目指しましょう!
介護食宅配サービスについて
介護食宅配サービスとは
介護食の宅配サービスは、介護食を定期的に自宅まで届けてくれるサービスのことを意味します。
ウーバーイーツや、宅配ピザといった食事デリバリーサービスとは違い、栄養バランスや利用者の状況に合わせて考えられた食事を提供するサービスとなっています。
介護食のやわらかさを表す【区分】について
介護食には、その人の噛む力や飲み込む力に合ったやわらかさの食品が一目でわかるように、4区分で区分けされています。
区分 | 区分1 容易に噛める | 区分2 歯茎でつぶせる | 区分3 舌でつぶせる | 区分4 かまなくてよい |
噛む力の目安 | かたいもの・ おおきいものが ややたべづらい | かたいもの・ おおきいものが たべづらい | 細かくて 柔らかければ たべれる | 固形物は 小さくても 食べづらい |
飲み込む力の目安 | 普通に飲込める | ものによっては 飲込みづらい ときがある | 水やお茶が 飲込みづらい ときがある | 水やお茶が 飲み込みづらい |
介護食を選ぶ際は「区分が大きくなるにつれて、柔らかくなる」ということを理解したうえで、各自に合う区分選びを心掛けましょう。
介護食の種類と特徴について
介護食は食事形態で見ると、4つの種類に分類されます。
きざみ食 | ソフト食 (軟菜食) | 流動食 | ミキサー食 | |
区分 | 区分1 | 区分2~ 区分3 | 区分4 | 区分4 |
特徴 | ・食感が楽しめる ・きざむ大きさを 選べる | ・柔らかさの幅が広い ・舌や歯茎で 簡単に潰せる | ・消化器官への 負担が少ない | ・すぐ飲める ・栄養の吸収が早い |
介護食の区分をふまえた上で、その区分に該当する種類を選ぶことが基本となります。
宅配介護食の3つの利点
食材を買いにくいく手間が大幅に減る
介護食だと通常の食事と違って、各自の状態に合わせた食材選びが必要になるので、買い物の負担が本当に大きいですよね…。
冒頭で説明したように、宅配サービス業者が自宅へ直接食事を届けてくれます。
買い物にかける時間を減らすことはもちろんですが、重たい荷物を持つ機会も減らすことができるので、体への負担軽減につながりますね。
調理時間を大幅に短縮できる
介護食の調理も普通の食事と違って、細かく刻んだり、すりつぶしたりと、各自に合う柔らかさの度合いにする為に、一般食に比べて大幅に時間がかかりますよね…。
「要介護者の食事にかける時間」について尋ねたところ、食事の調理、準備・配膳、介助、後片付けまでを含めた平均所要時間の合計は79.3分という結果でした。 介護を行う家族が60代以上の場合は、109.6分と全体の平均所要時間の合計よりもさらに30分以上長く、要介護者の食事関連の介護に時間をかけていることが分かりました。
「介護にまつわる意識調査」<br>調理、準備・配膳、介助、後片付けまでを含めた<br>平均所要時間は79.3分 – ブログ | ケアユー株式会社 博多工場 (careyou.co.jp)
過去の調査結果を見てもそのことが分かりますね。
宅配介護食は業者にもよりますが、基本的には冷凍タイプでの提供が主流です。
調理も電子レンジで温めるだけ!加熱時間は種類にもよりますが3分~4分の食事が多いようです。
調理の場合だと調理時間だけでも、少なくとも30~40分はかかると仮定して、宅配介護食と比較してみると約30分の時間削減になります!
宅配介護食の場合、容器は捨てるだけなので、後片付けにかける時間も大幅に短縮できますね!
メニューが豊富で栄養が偏らない
介護食づくりで何が大変って、どうしてもメニューが同じになってしまうという点ですよね…。
何が大変だと思うのかを聞いたところ、1位が「いつも決まった食材(メニュー)になってしまう」(46%)で、以下「家族の食事とは別に作らないといけないので面倒でもあり食材が無駄になる」「エネルギーや栄養素が足りているのか心配」「どんな食事がよいのか分からない(どのくらい手を加えればよいのか分からない)」「手間や時間がかかる」などが30%台で続き、様々な悩みをもっていることが分かりました
日清オイリオグループ 第11回在宅介護事情調査 69%が介護食作りを大変だと回答 65%は専門家に食事の指導を受けていない ~大変だと思っている方の要介護者に低栄養傾向が~|日清オイリオグループ株式会社のプレスリリース (atpress.ne.jp)
過去のアンケート調査から見ても、メニュー数確保が難しいことが分かりますね。
宅配介護食サービスでは、専属の管理栄養士監修のもとメニューを作られている場合がほとんどです。
また、メニュー数も多く、柔らかさの区分に合わせたメニュー選びができます。
栄養バランスやメニューを考える負担や心配が減るので、調理に比べて大幅に労力を減らせますね!
また、自分でメニュー選びができるので日々の食事が楽しくなること間違いなしです!
オススメ宅配介護食サービスを2つ紹介
やわらかダイニング
見た目・味にこだわられたメニュー
介護食というとメニューのジャンルが少ないと思われがちですよね。
やわらかダイニングでは、見た目もおいしく楽しくを掲げメニューを開発しています。
彩も豊かで、とてもおいしそうですよね!
しかもこれがムース食なんですから、驚きです。
毎日の食事に色合いが付くこと間違いなしです!
↓↓やわらかダイニングについては下記の記事が参考になりますよ!↓↓
メニュー毎のやわらかさの比較がしやすい
各自の食事能力にあわせたメニュー選びって難しいですよね。
やわらかダイニングでは、利用者にあったメニュー選びがしやすいです。
なぜなら、やわらかさの区分によって食事コースを3つに分類しているからです!
また、メニュー数が豊富で食事コースによりますが、なんと90種類以上もメニューがあるんです。
しかし、メニューは専属の管理栄養士のもと決められているので、自分でメニューを決めるということはできません。
ただ裏を返せば、管理栄養士が利用者の健康を第一に考えたうえでのメニューということですから、健康的かつおいしく食事を楽しみたい!といった方にはオススメです。
ワタミの宅食(ダイレクト)
まず知っておいて欲しいこと
ワタミの宅食では、用途に合わせてサービスを選ぶことができます。
このうち介護食に該当するのは、ワタミの宅食ダイレクト【冷凍惣菜】になるので覚えておきましょう。
↓↓宅配弁当をお考えの方は下記の記事が参考になりますよ!↓↓
介護食メニューを選ぶことができる
ワタミの宅食ダイレクトでは、2種類のセットメニューの中から自分で選んでメニューを選ぶことができます。
食べたいメニューを自分で選ぶことができるのでうれしいですね!
ただし、ワタミの宅食の【宅配弁当】では、あらかじめ献立が決まっているので、注意しておきましょう。
また、やわらかさの区分に合わせて、メニューを選ぶこともできます。
自分でメニューを選びたいけど、やわらかさも気になるという方におすすめです!
【みまもりサービス】で安否確認ができる
高齢になるにつれ、万が一…なんてこともあり得ますよね。
ワタミの宅食の見守りサービスでは、宅配時に利用者の安否確認・健康状態のチェックをしてくれるんです!
ただし、こちらは宅配弁当のみでの追加サービスなので、利用する際は注意しましょう。
親戚が遠方にいるといった方はおすすめです!
まとめ
いかがでしたか?
当記事をきっかけに、介護食宅配サービスを利用して、時間と労力が少なく、便利でおいしい食生活を目指しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。