介護食のレトルトで減塩しよう!おすすめレトルト介護食3選

ウェルネスダイニング

レトルトって塩分が高いイメージがあるのよね。

レトルトばかり使っていたら血圧が上がっちゃうも。

減塩するなら自炊しかないのかな。

市販のレトルト食ってこんなイメージ持っていませんか?
介護食を3食すべて自炊するのは大変だし、正直、めんどくさいからレトルトや宅配食を使って手を抜きたい。

でも、介護される人に持病があって減塩しなければならなかったり、いつまでも元気でいてほしいから健康的な食事を用意してあげたい。
でもあまりお金をかけたくないし、楽したい。

そんな無限ループを解決するべくこの記事では市販されているレトルト介護食を徹底的に調査して、減塩しながら食事を楽しめるレトルト介護食をご紹介します。

減塩とは

そもそも減塩というのは塩分の量を減らすことを言います。
塩分は摂りすぎるのは体に良くないことというのはみなさんはよく知っていますよね。

なぜ塩分の摂りすぎが体によくないのか、塩分を摂りすぎるとどうなるのか解説します。 

一日の塩分摂取量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2020年版」によると、1日あたりの塩分摂取目標量は、「成人男性:7.5グラム未満、成人女性:6.5グラム未満です。

厚生労働省が実施した、令和元年「国民健康・栄養調査」では日本人(20歳以上)の1日の摂取量は平均値で10.1グラムでした。成人男性で10.9グラム、成人女性で9.3グラムという結果が出ています。

この結果を見るといかに普段の食生活で塩分を摂りすぎているのかがわかりますね。
小さじ1杯で約6グラムなので1日当たり小さじ1杯の食塩を目安に摂取するようにしましょう。

塩分を取りすぎるとどうなる?

塩分を多く摂りすぎると体にどういう影響がでるのかまとめてみました。

  • 高血圧になる。
  • 腎機能の低下。
  • 突然死や胃がんの原因になることもある。
  • むくみの原因になる。
  • 脳卒中・心臓疾患の原因になる。

減塩する必要がある人ってどんな人?

味が濃い食事やしょっぱいものばかり食べているとのどが渇きますよね?
そうするとたくさん水分をとってしまい、むくんできたり、血圧が上がってきてしまうのです。

味が濃い食事場ばかりしていると、胃への負担が大きくなりゆくゆくは体全体の負担が大きくなってしまいます

味の濃い食事やしょっぱいものっておいしいですよね!
ですがやはり食べすぎはよくないってことですね。

レトルト介護食で減塩するメリット

なぜ、レトルト介護食で減塩することをおすすめするのかというと、無理をせずに減塩を継続できるからです。

塩分は「塩」だけに含まれるものではなく、当然調味料にも含まれています。
減塩するぞ!と意気込んだとしても、毎回の食事の準備のたびに調味料に含まれている塩分量を測れますか?

細かい作業が得意な方ならできると思いますが、多くの人がめんどうくさいと測るのを止めてしまって減塩をあきらめてしまうでしょう。

それに介護している人は食事の準備だけでなく、身の回りのお世話もしなければなりません。
その点、レトルトならパッケージに塩分量が書いてあるのでわざわざ測らなくても塩分量を知ることができます。

減塩しなければいけないからと準備に時間を取られてイライラするくらいならレトルトに頼りましょう!

減塩レトルト食品の選び方

レトルトのパッケージに「減塩」と書かれていなくても1パックの塩分が1グラム前後の商品であれば1食あたり2グラム未満の食事ができるので食品表示をしっかりと確認しましょう。

また、食品表示を見るときは表示の仕方が1パック当たりなのか、100グラム当たりなのか注意が必要です。

「減塩」と表示されていても塩分量を見たらそれほど低くなかったということもあり得るのできちんと確認はしたほうがいいです。

おすすめのレトルト介護食3選

レトルトの介護食はたくさんのメーカーさんからいろいろな種類が出ています。
たくさんありすぎて全ては紹介できないので、僕がおすすめするレトルト介護食のメーカーを3つご紹介します。

キューピー やさしい献立

引用:キューピー やさしい献立公式ホームページ

キューピーの『やさしい献立』は、「誰にとってもやさしい食事」であることを目指して開発された商品で、キューピーの代表的な介護食で基本特許を取得しています。

もちろん、塩分量は0.7~1.4グラム程度なので減塩にも向いています。
本介護食品協議会が制定した企画に適合するユニバーサルデザインフードに認定されていて、種類も豊富で価格も180円程度でお手頃です。

ユニバーサルデザインフードとは日常の食事から介護の食事まで幅広く使える、食べやすさに配慮した食事の事で、単に介護食というわけではなく、「いろいろなことに配慮された食品」の事を指します。

キューピー『やさしい献立』の口コミをご紹介します!

噛めなくてもおいしく食べれるのはいいですね。
レトルトの種類もたくさんあるので食事を選ぶ楽しみもあります!

噛まなくても食べられるシリーズがこんなにも!
めんどくさいペースト作りもこれがあれば楽になりますね!

味が濃くてしっかり噛まないと食べられないグラタンにも介護食のレトルトがあるなんて驚きです!
これなら家族みんなで同じメニューを食べることもできますね。

アサヒ食品 バランス献立

引用:アサヒ食品 バランス献立公式ホームページ

アサヒ食品の『バランス献立』は食材のバランスをかんがえて作られたレトルト介護食です。

赤・黄・緑の3色栄養素の考え方に着目してメニューが作られています。
また、本格出汁を使用しているので薄味でも旨みを生かした味付けになっているので減塩とバランスの良い食事の両方をサポートしてくれます。

塩分量が1パックあたりほぼ1.0グラム以下に調整されているので減塩されている方にピッタリです。
食が細くなった人でも食べきりやすいように1パック75グラムと量が少なめになっています。

レトルトの表面にどういった食材を使って、どのような栄養素が含まれているのかわかりやすく書いてあるので、献立を組み立てる参考になりますね。はユニバーサルデザインフードに認定されており、レトルトの種類が37種類と豊富で、価格も180円程度でお手頃です。

アサヒ食品『バランス献立』の口コミをご紹介します!

介護食でも食事を楽しみたい人には嬉しい1品です。
糖質を気にされている方には高いかもしれませんが、エネルギー源を摂ると考えると高齢者にはいいですね!

健康な人には量は少ないようです。
でも体調が悪い時や食欲がないときなどに栄養を摂る為に使うのは便利ですね。

高齢者に介護用としてだけでなく、健康な人も利用しています。
体調が悪い時や歯が痛くて噛めない時などいろいろな場面で役に立ちますね!

ハウス食品 ラクケア(やわらか食)

引用:楽天市場 公式ホームページ

ハウス食品の『ラクケア(やわらか食)』は「楽しく明るく、食事を。ラクに食べられる。ラクにコントロールを。」をコンセプトに、体にやさしく調整しながらおいしくて簡単に食べられる食事です。

塩分量は1.0グラム以下なので減塩もできますし、ユニバーサルデザインフードに認定されており、種類も豊富で価格も180円程度でお手頃です。

ハウス食品『ラクケア』の口コミをご紹介します!

いくつになってもカレーが食べられるのは嬉しいですね。
量が少なめとありますが高齢者は食べる量が減ってくるのでちょうどいい量かもしれません

90歳になってもシチューが食べられるのは嬉しいですね。
和食ばかりになりそうな介護食に飽きないように変化をつけるには最適です!

やはりハウス食品だからかルー系のレトルトは評価が高いですね!
野菜もお肉も噛まなくても摂ることができるので栄養面でも安心です。

今回ご紹介した3つのメーカーを表にまとめました。

メーカー名1パック当たりの塩分量ラインナップ数価格ユニバーサル
デザインフード
認定
キューピー
やさしい献立
0.7~1.4グラム程度約60種類約180円
アサヒ食品
バランス献立
ほぼ1.0グラム以下37種類約180円
ハウス食品ラクケア
(やわらか食)
1.0グラム以下約40種類約180円

どのメーカーもレトルトを使用したアレンジレシピを公式ホームページに載せているのでレトルトを使っているという罪悪感は少なくなりますね。

レトルト介護食とあわせて検討したい宅配食の魅力

毎回、レトルトを使うのはなんだか気か引けるわ。

食事を準備できないとき用に、ご飯もついてるともっと楽なのに。

急な用事などで食事の準備ができないときや、毎食の食事にレトルトばかりは使えないという人におすすめしたいのが宅配食です。

冷凍で届くお弁当もあるので緊急用にストックしておいたり、レトルトと交互に使ってみたりすれば介護する人の負担が減ること間違いなしです!

ここでおすすめするのは『やわらかダイニング』の宅配食です。

引用:やわらかダイニング公式ホームページ

高齢の人でも食べやすいようにやわらかさによって3つの食事コースがあり、管理栄養士が栄養のバランスを考えて献立を作っているのでメニューも豊富ですし、もちろん塩分管理もされています。

宅配食なので自宅に届くので買い物に行く手間も省けるし、電子レンジで温めるだけで食べられるので調理が苦手な人でも簡単に食事の準備ができます。

賞味期限はお届け後、冷凍3ヶ月以上と長期保存が可能なのでストックとして常備することもできます。

詳しく知りたい方はぜひ、公式ホームページをチェックしてみてください!
やわらかダイニングの口コミなどが詳しく書いてある記事もご紹介するのでコチラもぜひ参考にしてみてください。

もう1つおすすめしたい宅配食をご紹介します。
それは『ワタミの宅食』です!

引用:ワタミの宅食公式ホームページ

毎日のお食事が必要な場合は、冷蔵のお弁当・お惣菜。お食事のストックには、冷凍のお惣菜が便利です。
お子さまと一緒にかんたんに料理できる食材セットのお届けもあります。

テレビCMでもよく流れているので知っている方も多いと思いますが、『ワタミの宅食』も減塩もしっかりできて介護の負担軽減にも繋がる便利なサービスです。

毎日の食事が必要なかたには、冷蔵のお弁当・お惣菜を、食事のストックには、冷凍のお惣菜を宅配してくれて、お子さんと一緒にかんたんに料理できる食材セットの宅配もあるので自分のニーズに合ったコースを選ぶことができます。

詳しく紹介しているサイトがあるのでぜひ、コチラから見てみて下さい!

まとめ

介護食を作るときに減塩をしようと思ってもどうやればいいかわからなかったり、食事の準備が大変で継続することができなかったりといろいろと悩みが尽きないですよね。

毎日でなくても忙しい時だけとか今日は楽したいと思った時だけでもレトルトや宅配食を利用することで介護する人の負担が少しでも減らすことができれば、介護する人も介護される人にとっても楽しい食事の時間になることでしょう。