「魚料理といえば?」
で連想するものはなんでしょうか?
パエリア?ムニエル?
と様々な料理がでてくると思います。
僕はサバの味噌漬けが好きです(サバ缶のやつはお世話になっておりました)
その理由は
骨が柔らかいから食べやすい
からです。
しかし、好きな食事ばかりしていると食生活が悪くなる一方なので、
健康を気にしている方はこちら
また、高齢者の人には介護食があります。
先ほどのサバ缶も柔らかいのですが、
それ以上に介護食は柔らかい食品を使っているイメージがあります。
なので、魚料理には骨があるため、魚の切り身のようなものは介護食にはないだろう
と思ったのですが、
現在では、メーカーの努力で実現しています。
というわけで、レトルト介護食の魚料理はどんな料理があるかみていきましょう。
介護食の選び方で重要なのは
魚料理を見る前に介護食には何が重要なのか理解しなければなりません。
誤った介護食を買って、危険な事態にならないようにしましょう
さて、介護食に重要なのは、
「噛む力」「飲み込む力」
になります。
「噛む力」はどのくらい噛めるのかになります。
僕としては、少し固めの米が好きなのですが、
介護食はそうはいきません。
その人に適したやわらかさでないと、そもそも食べてもらえません。
「飲み込む力」は噛んだものを飲み込めるかになります。
風邪みたいな症状で喉が腫れたとき、ヨーグルト等の噛まずにすぐに飲み込めるものを食べたことはないでしょうか?
介護食が固形のままだと飲み込んだときに窒息してしまう可能性があるので、注意しましょう
区分は4つに区別される
日本介護食品協議会が定めた商品があります。
例えば、『とろみ調整食品』というものがあり、4区分で区別されています。
とろみがあると、ゆっくりと飲み込むことができるため、安心して食事ができるようになります。
では、「噛む力」「飲み込む力」の区別をみていきましょう
区分1 容易にかめる
噛んだとき、かたいものや大きいものがやや食べづらいが普通に飲み込める人
ごはんは少しやわらかめでも問題ないが、少し心配な人にはちょうどいいかもしれません。
圧力鍋で肉料理をやわらかく煮込んだりした料理は食べれる。
これぐらいの基準の人に対しての料理は、なるべく通常の食べ物を細かく刻むようにしましょう
区分2 歯茎でつぶせる
噛んだとき、かたいものや大きいものはやや食べづらく、ものによっては飲み込みづらいことがある人
少し水っぽいごはん(おかゆっぽいごはん)がいいと思います。
煮物でも全体的に小さくするといいでしょう。
これぐらいの基準の人に対しての料理は、やわらかく煮込んだり、ミキサーで細かくして固めると食べやすくなります。
区分3 舌でつぶせる
細かくてやわらかければ食べられるが、水やお茶が飲み込みづらいことがある人
ごはんはほとんどおかゆの状態でないと厳しいかもしれません。
固形物はなるべく潰し、さらにやわらかく煮込む必要があります。
これぐらいの基準の人に対しての料理は、ミキサーでドロドロにしたものやポタージュ状にすると食べやすくなります。
区分4 かまなくてよい
固形物は小さくても食べづらく、水やお茶が飲み込みづらい人
ごはんはペースト状になります。
固形物はなくし、噛まなくてもゆっくり飲み込めるようにとろみ成分がある料理がいい
これぐらいの基準の人に対しての料理は、ミキサーでペースト状やゼリー状にすると食べやすくなります。
区分別おすすめ魚料理のレトルト介護食
先ほど、「噛む力」「飲み込む力」で紹介した区別からおすすめの介護食を紹介します。
区分1 アサヒ 白身魚だんごのかきたま
やわらかい白身魚のだんごと3種の野菜を、ごま油香るかきたま餡で煮込んだ料理
材料:野菜(たまねぎ(国産)、にんじん、青ねぎ)、鶏卵、魚だんご(たらすり身、たまねぎ、でん粉、パン粉(小麦を含む)、その他(大豆を含む))、砂糖、しょうゆ、しょうがペースト、ごま油、食塩、かに風味油(かにを含む)、チキンエキス、にんにくペースト/増粘剤(キサンタン)、調味料(アミノ酸)、炭酸Ca
1袋(150g)当たりの栄養成分 |
エネルギー77kcal |
たんぱく質4.2g |
脂質3.3g |
炭水化物7.7g |
食塩相当量1.4g |
カルシウム130mg |
区分2 キユーピー やさしい献立 おじや 鮭大根
材料:米(国産)、野菜(だいこん、にんじん、しょうが)、鮭、しょうゆ、油揚げ、鮭フレーク、食物繊維、米発酵調味料、しいたけ、コラーゲンペプチド、植物油脂、かつお節エキス、こんぶエキスパウダー、鮭エキス、食塩/増粘剤(加工でん粉、ペクチン)、調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、豆腐用凝固剤、(一部に乳成分・小麦・さけ・大豆・ゼラチンを含む)
1袋(160g)当たりの栄養成分 |
エネルギー 94kcal |
たんぱく質 4.5g |
脂質 1.4g |
炭水化物 17.5g |
糖質 14.1g |
食物繊維 3.4g |
食塩相当量 1.1g |
区分3 エバースマイル 白身魚の煮付け
旨みのきいた魚介のだしをベースに、生姜が香る甘辛味の煮付けになります
材料:植物油脂(国内製造)、発酵調味料、いとよりだいすり身、澱粉分解物、ごぼうピューレー、ねぎピューレー、しょうゆ、砂糖、濃縮人参果汁、乳たん白、粉末卵白、コラーゲンペプチド、鯛エキス調味料、おろし生姜、昆布エキス、香味油、ゴボウエキスパウダー、醤油加工品、動物たん白加水分解物、食塩、粉末油脂、でん粉、じゃがいもエキス調味料/トレハロース、ゲル化剤(増粘多糖類)、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンC)
1袋(115g)当たりの栄養成分 |
エネルギー 140kcal |
たんぱく質 3.6g |
脂質 6.9g |
炭水化物 15.1g |
食塩相当量 1.2g |
区分4 キユーピー やさしい献立 なめらかおかず 白身魚と野菜
白身魚、セロリをソテーして、炒め玉ねぎやじゃがいも等と一緒になめらかにした料理
材料:すけとうだらすり身(国内製造)、ソテーオニオン、野菜(じゃがいも、セロリ)、植物油脂、ガルバンゾー(ひよこまめ)、乾燥マッシュポテト、食塩、香辛料/増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)、調味料(アミノ酸)、卵殻カルシウム、(一部に卵・大豆を含む)
1袋(75g)当たりの栄養成分 |
エネルギー 58kcal |
たんぱく質 2.5g |
脂質 3.2g |
炭水化物 5.0g |
糖質 4.5g |
食物繊維 0.5g |
カルシウム 47mg |
こちらの商品は実際に食べた人がいますので、こちらをご参照!
(12) 「介護食用レトルト食品」を利用した 簡単に作れる 介護食のご紹介【いっしょに介護がんばりましょうチャンネル】 – YouTube
まとめ
いかがでしょうか。
今回は魚料理をメインに紹介しました。
魚料理だけでなく、様々な料理に共通することは
その人の
「噛む力」「飲み込む力」
がどのくらいなのかを把握しておくことです。
それを把握しておけば、魚料理に限らず
様々な料理の介護食を何が適しているかがわかると思います。
やわらかい介護食が欲しい人はこちらもオススメです。
やわらかダイニングでは、様々な魚料理がありますし、3つのやわらかさを基準にして、メニューを提供しています。
また、こちらの記事には実際に食べた感想がありますので、よかったら読んでください!
紹介した魚料理以外にもおいしそうな料理があります。
その人にあったレトルト介護食を選んでみましょう!