介護食宅配サービスでフランチャイズ加盟!儲かる?儲からない?

ウェルネスダイニング

介護食宅配サービスをしている会社でフランチャイズ加盟を考えているけど、儲かるのかよくわからない……という人もいると思います。

一言でいえば、今後も市場規模が拡大する稼げる業種です!

もちろん、誰でも簡単に稼げるわけでなはありません。

営業のコツや、経営にあたって注意すべき点などもまとめたので、具体的にイメージしたり、計画を立てるのに活用してくださいね♪

フランチャイズとは、フランチャイザー(本部)のブランドを利用したりノウハウをもらったりする代わりに、フランチャイジー(加盟店)が店舗経営をしたりロイヤリティと呼ばれる利用料金を支払う契約を結ぶことです。

店舗の運営がしやすいように、本部が培ってきたノウハウを共有してくれる上、複数店舗を管理する立場のSV(スーパーバイザー)が支援してくれるので、開業したてから経営しやすいのが特徴です!!

すでに知名度のあるサービス名を利用でき、顧客からの信頼を得やすいというメリットもあります。

開業後すぐに結果が残しやすい環境が整えられているということになりますね!

介護食宅配でフランチャイズ加盟できる会社は?

では、例えばどのような介護食宅配サービスがあるのでしょうか?

介護食宅配サービスを提供している3社を例にその特徴をまとめました。

サービス名称フランチャイズ本部特徴
まごころ弁当   (株)シルバーライフ   弁当の価格設定が自由
ライフデリ(株)グランフーズ加盟金・保証金・ロイヤリティが0円
宅配クック123(株)シニアクリエイト社員がFCオーナーとして独立した実績あり  

同じ宅配サービスですが、会社によって強みや特徴が異なります。

ご自身の考え方に合った会社で契約できるよう、説明資料の取り寄せ・説明会に参加するなどしてしっかりと吟味しましょう!

介護食宅配は市場動向は?

とりあえずフランチャイズについてわかりましたが、業界としては稼げる余地があるのでしょうか⁇

ずばり、介護食や高齢者食を必要とする人は増加し続けています!

下の表は高齢者の人口と割合がどのように変化しているかを表しています。

出典:総務省統計局

右肩上がりに65歳以上の人が増えているので、合わせて市場も拡大するということがわかります。

現在時点でも、人口の約3割がサービス提供のターゲットということになります。

今後、AI技術が発展し、知的労働者は職を失うことが懸念されていますが、顧客のニーズに合わせた弁当作り、宅配サービスはAIでは代用できないため将来的に見ても安心できるという強みもあります。

具体的な稼ぎ方は?

挑戦してみる価値がある業界ですが、具体的にはどのように儲けを作るのでしょうか。

稼ぎ方は明快で、営業活動で顧客をつくることです。

高齢者食宅配サービスで営業活動する場所は、主に4つ場所が考えられます。

  • デイサービスなどの介護施設
  • 病院
  • 自治体の高齢者福祉課
  • 地域包括支援センター

実際に高齢者食宅配業をしていた私の友人は、施設中心に営業をしていました。

友人は、4か所の施設と契約を結び、月に100万円以上を売り上げていました。

介護施設のような、同じ住所で複数個の介護食を宅配できる施設は売上を作りやすいので優先的に営業するといいとのことでした‼︎

今まで営業なんてしたことないんだけど……という人も大丈夫、最初はSVが営業を代行してくれる場合があります。

営業経験がない人は、営業代行してもらえるか問い合わせてみてください。

営業活動によって顧客を増やせば早めに安定した運営ができるようになりますので、SVと相談しながら営業計画を立てましょう!

運営上の注意点は?

軌道に乗るまでの資金繰りをどうするか

1日50食の販売が最初の目標です。

 項目 計算式  金額  
売上500円×50食×30日75万円
人件費オーナー0円×1人0万円
材料費 200円/食×50食×30日 30万円
水道光熱費5万円
家賃8万円
車両費2万円
 ロイヤリティ 売上×4%3万円
合計売上-諸経費27万円

お弁当は1食500円で販売し、40%の材料費がかかったことを前提に計算しています。

27万円から税金を差し引くと手取りはおよそ20万円です。

余裕はありませんが生活が安定し始めるポイントと考えてもいいと思います。

1日50食の顧客を獲得するまでは赤字になる可能性があります。

開業にかかった初期費用も含めて儲けを出すには最低でも1年はかかることを考えておくとよいでしょう。

不測の事態も考えて、資金は余裕を持って準備しておくことが大切です。

休暇が取りにくい

最初はオーナー一人で経営します。

土日祝日も含めて食事宅配サービスを必要としているお客さまがいるので、基本的に毎日営業します。

どうしても休暇が必要な場合は事前に周知しておくとよいでしょう。

自分が病気をした場合の店舗運営をどうするか

紹介したように毎日営業することになります。

ほかに従業員がいない場合は店舗の運営ができなくなるので日ごろから備えておく必要があります。

金銭的に不安な場合は保険に加入しておくとよいでしょう。

また、顧客離れを避けるため、宅配した際などを利用して顧客とのコミュニケーションを十分にとって、信頼を獲得しておきましょう。

顧客にサービスが提供できない時期があっても、復帰後に改めて利用してくれる可能性が高まります。

施設との契約が終了した場合に備える

施設との契約は売上が伸びやすいというお話はしました。

しかし、契約が終了した場合は売上が大きい分、逆にリスクの大きい契約とも言えます。

複数の施設と契約を結んでおく、個人の顧客とのバランスをとるなど、リスクを分散すると安全です。

一度社員として働くのもあり

注意点も多く、最初から開業して経営するのは不安になってしまう人もいますよね。

そんな人は、介護職宅配業界で実績を積むのもひとつの方法です。

社員採用している会社で業界の動向知ることができ、営業方法なども学べる可能性があります。

社員採用をしている会社の情報をいくつか紹介しますね♪

ウェルネスダイニング

「やわらかダイニング」という名称でサービスを提供している会社です。

やわらかさを自由に選ぶことができる、高齢者や要介護者に特化したやさしいサービスを提供しています。

ウェルネスダイニングの採用情報はこちら

ワタミの宅食

現在まで顧客のニーズに合わせた宅配サービスを提供しているワタミグループの会社です。

有名企業なのでネームバリューは大きいですね!!

ワタミの宅食の採用情報はこちら

画像:おすすめ宅配

介護食宅配で儲かるのかまとめ

介護食宅配サービスでフランチャイズ加盟する前に知っておくべきことは次の4点でした。

  • 拡大を続ける市場で売上を作りやすい。
  • 店舗運営と並行して営業活動が必要。
  • 一人で運営する場合、1日50食の配達を目標に契約を獲得する。
  • オーナー一人で運営していると自由な時間がない。

介護食宅配事業のフランチャイズ加盟によって、大きな収益を得られる可能性秘めています。

従業員をを増やして、最終的には複数店舗のオーナーになることも夢ではありません。

しかし、誰でも簡単に儲けることはできません。

病気などのトラブル対策や営業活動を積極的に行うなど、準備や計画が大切です。

必ず訪れる超高齢化社会に向けて挑戦してみるのも、ひとつの選択肢といえるのではないのでしょうか。