ミキサー食ってどんなの?介護食は宅配サービスを利用しよう!

ウェルネスダイニング

介護食にはミキサー食という種類のものがあります。ミキサー食はよく利用される介護食の一つです。

ミキサー食を取り入れるなら、食事を楽しむためにミキサー食についてしっかりと理解しておく必要があります。

今回はミキサー食のメリットやデメリット、作り方やおすすめの商品などのご紹介をしていきます。

毎日介護食を作らないといけないのは、大変だと思います。そんなひとは、ワタミの宅食を利用してはいかがでしょうか。

ワタミの宅食の口コミはこちら

ミキサー食とは?

ミキサー食とは、噛まなくていいようにミキサーにかけて、ペースト状にした食事です。ミキサーにかけているため、固形物が含まれておらず、食べる人は食事の際に食べ物を噛む必要がありません。

ミキサー食が向いているのは、歯がなかったり、あるとしても歯が悪くて食事を噛むのが難しかったりする人です。ミキサー食であれば歯で噛む必要がないため、スムーズに栄養を補給することができます。また、口を開いて食事を摂取するのが難しい人に対しても、ミキサー食が提供されることがありいます。

ミキサー食の作り方

ミキサー食を作るときは、普通の食事ややわらかい食材をミキサーやブレンダーにかけてペースト状にします。食べ物の形がなくなるくらい細かくするのがポイントです。

ミキサー食は水分量が多いため、そのまま食べるとむせやすく、誤嚥のリスクが高まってしまいます。飲み込みやすいように、とろみ剤や片栗粉、コーンスターチなどでとろみをつけてポタージュ上になるように粘度を調整しましょう

ミキサー食は食材の形がなくなってしまうので、食欲がわかなくなる高齢者も少なくありません。彩りや盛り付けなど、おいしく食べてもらえる工夫も大切です。

ミキサー食を作るのが難しいという人は、宅配介護食を利用するのがいいと思います。

やわらかダイニング公式サイトはこちら

やわらかダイニングの口コミはこちら

ミキサーを選ぶポイント!

ミキサー食を作るためのミキサーは使い勝手の良いものを使いたいですよね。おすすめのミキサーの選び方をご紹介します。

ジャーの素材チェック

ミキサーのジャー部分(食材を入れる器)の素材は、使いやすさ・手入れのしやすさを考えて選びましょう。ジャーの素材は主に3種類あります。

  • ガラス製:割れやすいがキズが付きにくく、食材のにおいが移りにくいので衛生面が気になる人におすすめ。
  • プラスチック製:軽く割れくく、リーズナブルな価格のものが多いが、キズが付きやすく食材のにおいも残りやすい。
  • トライタン製:新しい合成樹脂素材でできていて、耐久性や耐熱性がある。

ワット数・回転数の選択

ミキサーの粉砕力はワット数で変わります。ワット数で回転力も変わるため、食材を切り刻むパワーも強まります。

なめらかな食感にしたいなら、300w以上のミキサーを使うのがおすすめです。

容量

ミキサー食を作る場合、1人分の量を作る際は400mlほどの容量があれば十分だと思われます。一度に多く作り置きしたい場合は、800~1000mlほど必要になります。

大きすぎると保管場所に困ったりしてしまうので、作るペースや量に合わせて選ぶと後悔しにくいでしょう。

刃の形状

ミキサーの刃の形状は、大きく分けて平型・波型・ギザ型の3種類があります。ミキサー食を作るなら波型・ギザ型がおすすめです。

平型は食感が残りやすく、粗めに切りたいときにおすすめです。波型は固い食材も切り刻めて、細かくしすぎずなめらかでミキサー食に使えます。ギザ型は食材をペースト状にできるので、1番ミキサー食に向いています。

ミキサー食のメリット・デメリット

ミキサー食にはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。ミキサー食の特徴を隅々までしっかりと理解しておくことが重要です。

メリット

噛まなくても食べられる

噛まなくてもいいというのは、歯やあごが弱くなった高齢者の負担が減ります。楽に食べることができるので、今までいつも口に入れてもぐもぐしていたという疲労感を軽減することができます。

飲み込む力が弱っていても飲み込みやすい

飲み込む力が弱っていても飲み込みやすいため、嚥下障害の高齢者に適します。嚥下障害がみられなくても、唾液の量が減っている高齢者にとって、飲み込みやすい食事になります。

胃腸に負担がなく栄養の吸収も早い

高齢者の中には、胃腸が弱くなり食欲が落ちることもあります。そのため、体重がどんどん減ってしまう人もいます。ミキサー食は胃腸への負担が少ないため、栄養の吸収も早く体重をキープすることができるという期待も持つことができます。

デメリット

見た目が悪く食欲がわかない

ミキサー食は、すりつぶしたペースト状にしたものなので、どうしてもドロドロしたみためになってしまいます。離乳食のように見えて、食欲がわきにくくなってしまいます。

食事をそのままミキサー食にしてしまうと、すべて同じような色になってしまいます。忙しいからと手を抜くと、食事とは思えないような形態になってしまうことがあるので注意が必要です。

低栄養になりやすい

ミキサー食には、水分が多いため、普通の食材分よりも量が増え、その分栄養の量が下がります。そのため、水分で満腹になってしまい、摂れる栄養が少なくなることがあります。

見た目が悪いミキサー食は、食欲低下になります。肉や芋などをミキサーにかけると茶色くなってしまって食欲減退につながり悪循環してしまいます。

粘度によっては誤嚥のリスクがある

口の中でまとまらないミキサー食は、水分が多いと口の中がサラサラになりすぎて誤嚥してしまうことがあります。逆に、とろみが強すぎると口に張り付いて危険なので注意してください

ミキサー食のおすすめ

キューピーやさしい献立 なめらかごはん

出典:キューピー公式サイト
内容量150g
エネルギー79kcal

お米をじっくりと炊き上げて甘みを引き出し、滑らかに裏ごししました。食べやすく、まとまりのある仕立てになっています。

国産コシヒカリをじっくり炊き上げたおかゆを滑らかにすりつぶしているため、ごはん本来のおいしさを味わえます

アサヒ なめらかにんじん ポタージュ風

内容量65g
エネルギー71kcal

にんじんとたまねぎを裏ごしし、ポタージュ風に仕上げました。

少量でもしっかりエネルギーをとることができるなめらかタイプの介護食です。

ホリカフーズ おいしくミキサー 玉子がゆ

出典:ホリカフーズ公式サイト
内容量100g
エネルギー41kcal

ほんのりとした卵の甘みが豊かなおかゆです。

おかゆ本来のとろみを生かし、舌でつぶせるやわらかさです。

まとめ

今回は介護食のミキサー食というものについてご紹介しました。

高齢の方は噛む力や飲み込む力が弱くなってしまい、普通の食事では誤嚥の危険がありますし、低栄養に陥ってしまう原因になってしまいます。

少しでも楽しくおいしい食事をとることができるためにも、おいしいミキサー食を作ってあげましょう。