【管理栄養士が献立設計】神奈川県で利用できる宅配介護食サービス!

あなたは今、ご家族の介護食でお困りごとはありませんでしょうか？
僕の家族では、戸惑っていた経験がありました。

このような思いをきっかけに、僕たちは宅配の介護食に辿りつきました。

調べてみると、宅配される介護食のサービスの中にもそれぞれに特色があることが分かりました。

今回は、僕が情報収集してきた中で神奈川県で利用できる宅配食サービスを３つ、ご紹介いたします。

それでは行ってみましょう！

そもそも介護食とは

疾患や加齢などにより、噛む力や飲み込む力などの食事機能が低下してきた方に提供する食事のことを指します。

下の表は、噛む力や飲み込む力に合わせて４分類したものです。

この表では、ご自身の噛む力や飲み込む力に合った食事のかたさの目安が分かるようになっています。

多くの食品メーカーなどが、パウチした食品やレトルト食品などを豊富に商品展開しています。

この表のかたさの目安に基づいて作られた商品を「ユニバーサルデザインフード」と呼び、それらにはパッケージに次のマークが表示されています。

噛む力、飲み込む力に合わせてこのようなマークの食品を購入するのも、介護食を取り入れる一つの方法です。

今回は、宅配介護食がテーマなので、宅配に関する話を進めてまいります。

宅配介護食サービスの選び方

介護食サービスは、何を重視するかによって選ぶ基準が変わってきます。

• 金銭面（商品価格、送料）
• やわらかさのバリエーション
• アレルギー対応
• メニューの種類
• 栄養バランス
• お届け時の状態（常温、冷蔵、冷凍）
• 土日や祝日の対応（平日のみ、土日祝も対応）
• 配達時の受け渡し方法（手渡し、見守り、置き配など）

ちょっと挙げただけでも、こんなにあるのです。

それぞれのサービスにはこだわりがあるため、情報を吟味することが大切です。

神奈川県の介護食の宅配サービス３選

３つの宅配介護食サービス

今回基準をもとに選んだ３つの介護食サービスが、「やわらかダイニング」「ワタミの宅食」「宅配クック123」です。

神奈川県内といえども、地域密着型で一部の地域を扱うものではなく、広域に届けてもらえるサービスを選定しました。

そして、介護食を必要とする方のやわらかい食事のあるサービスを選びました。

またせっかく利用するサービスなので、プロの管理栄養士が献立設計をしているものに厳選しました。

それぞれ特徴が異なっていることが分かります。

それではサービスを１つずつ見てきましょう。

やわらかダイニング

こちらは冷凍で届き、食べたい時にレンジでチンするだけのお手軽なもの。賞味期限も冷凍で３ヵ月以上保存可能ですので、常備食にもなります。

和洋中バリエーション豊かにメニューを展開しており、現在もメニューを開発中です。食材のもつ色味を生かし、見た目の美味しさにもこだわっています。

メニューの内容に関しては、管理栄養士が献立組みを行うためメニューを選ぶことはできません。

こちらはクール冷凍便で届くため、別途送料が７７０円（税込）かかります。
（※各コースの初回注文のみ送料無料）

こちらは90種類以上のメニューがあります。

実際に１週間食べてみた感想をまとめている方がいらっしゃいました。
メニューや味など、ご参考になると思います👇

かなりやわらか食は30種類以上のメニューがあります。

かなりやわらかく、食材によってはとろみを付けることで飲み込みやすくしています。

こちらは50種類以上のメニューがあります。

こちらは、スプーンでつぶせるほどやわらかいものです。

こちらのセットのみ、「３食」も注文可能となっています。

コースに迷う方には、質問を５つ回答するだけでおすすめのコースが分かる「やわらか食コース診断」もあります。

ワタミの宅食

ワタミの宅食は管理栄養士と料理人がタッグを組み、塩分やカロリーなどに配慮したメニューを揃えています。

こだわりのワタミオリジナルの”おだし”で、減塩しつつも奥行きのある風味豊かな味わいを楽しむことができます。

栄養面では、1食分や1日分の栄養を見るのではなく、安定して5日間でトータルのバランスが整うように栄養計算されています。

また「ワタミの宅食」は弁当や総菜が豊富で、普通のかたさからやわらかめのものまで取り揃えられています。

そのため、家事の時間短縮したい方から高齢の方までご家族みんなで利用できる豊富なラインナップになっている点も大きな特徴となっています。

その中から、高齢の方が安心して利用できる次のポイントにしぼってご紹介していきます。

みまもりサービスとは

高齢者におすすめなのが、「みまもりサービス」（税込：１ヶ月3,300円）というものです。

土・日・祝日を除きますが、お弁当のお届け日にはワタミの「まごころスタッフ」が利用者さんの生活状況を対面で確認し、それ以外の日は電話で確認をしてくれるサービスです。

商品をお届けする際に、まごころスタッフが表情や会話を通じて様子を確認し、アプリで親族にその様子を伝えてくれます。

また利用者さんと３時間以上連絡がつかない場合には親族や地域の支援センターへ連絡してくれますので、ご家族が離れていても頼もしいサービス。

この「みまもりサービス」は、ワタミの宅食で調理済み宅食商品と組み合わせられるサービスです。

日替わりの総菜・お弁当

こちらの６種類は、みまもりサービスと組み合わせが可能なものです。

食事のかたさに関しては、普通のかたさです。

各お惣菜・お弁当で特色が異なりますので、普通のかたさで問題ない方には、おすすめの商品です。
（週２・３・５・７日間の配達から選ぶことができ、それぞれに価格が異なりますので公式ホームページからご確認ください）

また「まごころシリーズ」の口コミやデメリットなど、リアルな情報を盛り込んだこちらの記事も参考になります。

やわらかおかず

こちらは冷凍で届くやわらかめのお惣菜です。

こちらはやわらかいおかずを注文したい方にはおすすめです。

冷凍で届くため、ストック用としても活用することができます。

宅配クック１２３

宅配クック123は、完全に高齢者専門の宅配弁当サービスです。

管理栄養士が日々の栄養のバランスを考え、高齢者の活動量に合わせておかずとご飯で500kcal前後に設定した献立を作成。

専属の管理栄養士が70歳以上の在宅のご高齢者の方を想定した栄養基準で、食べ残さない、ちょうどいい量目で食感、大きさ、味付けに工夫をしています。

こちらの理念は、

健康寿命の伸長を目指しながら体の栄養と心の栄養を育み、
おせっかい精神を忘れないお隣さんのようなおつきあいを目指します。

引用元：宅配クック123

というもの。それがサービスに現れています。

お届けは手渡しが原則。
安否確認をかねたコミュニケーションを大切にしていて、「お届け」というより、「会いに行く」という思いとのことです。

また利用者さんの日々の変化等を、必要に応じてケアマネジャー様やご家族に報告してくれます。寝たきりの利用者さんの枕元にお届けしてくれるなんていう個別対応まで。

さらに、サービス利用者さんに認知症の方が増えてきていることから、スタッフに認知症サポーター講座を積極的に受講してもらう等、ご家族としては安心の体制が勢ぞろい。

注文できる商品はこちら↓

商品は、ごはん付きのものとおかずのみのものから選択可能です。（それぞれの価格はコチラからご確認ください）

やわらかいだけでなく、食事制限にまで配慮されています。また容器も軽さ、食べやすさ、開けやすさなどにも工夫をしております。

きっとこれだけ揃っていれば、合うものが選べることと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

介護食の宅配を検討し始めた方に向け、３つのサービスをご紹介してまいりました。

各サービス、特徴がさまざまでしたね。
これらのサービスから最適なものを選択されると良いと思います。

介護食に関するあなたのお悩みが、これらのサービスを利用することで少しでも軽減されることを願っています。