スーパーで買えるレトルト介護食はどんなもの?使ってみる価値あり!

ウェルネスダイニング

日々の食事のなかで、かたいものが食べられなくなったり、医師から介護食でっていわれたり、介護食ってどうしたらよいかわからないって思いますよね。普通の食事を小さく切ったり、ミキサーにかけたりしたものではだめなの?

でも、手間がかかって、時間がかかりますよね。そんな時間がかかった食事が見た目も悪くなってしまって、食べてもらえなかったりするとほんとに落ち込んでしまいませんか。

そんなときに役立つレトルトの介護食を紹介します。

レトルト介護食は大型スーパーで買えます

介護食が必要になるときって、食べることなのですぐにでも手に入れないといけないことが多いですよね。レトルトの介護食は、キューピーやハウスなどのメーカーから販売しています。

近くのスーパーに売っているのですぐ買うことができます。主に大型のスーパー、イオンなどの大型のスーパーの栄養補助食品の売り場にあります。とり扱っている介護食は、湯せんするか器に出して電子レンジで温めるレトルトタイプが主流なので、すぐ食べることができます。

噛む力やのみ込む力にあわせて、食べやすいものを選ぶ

ユニバーサルフードデザインは4つで分けられていて簡単です。介護食にはのみ込む力、噛む力別に区分けされていて、区分の表示もいろいろあります。

はじめて買う人にはハードル高く思えますよね。食べる人の今の状態に合わせて、買うことが必要になります。次の区分の中でどれがあっているかで選んでみましょう。

区分Ⅰ:容易にかめるは、しっかりかめるけどかたいものや大きいものはやや食べづらい方向けで普通のご飯か軟飯が食べられる程度。

区分Ⅱ:歯ぐきでつぶせるは、かたいものや大きいものは食べづらい方向けで、軟飯からお粥が食べられる程度。

区分Ⅲ:舌でつぶせるは、細かくやわらかければ食べられる方向けで、お粥やはんぺんなどが食べられる程度。

区分Ⅳ:かまなくてもよいは、固形物は小さくても食べづらい方向けで、ミキサーがゆなどが食べられる程度。

それでも、どれにしてよいかわからないときは、一つずつ買うことができるので、食べてから調整できます。一度買ってみて、この区分だけどもう少しバラエティーさを求めるという方は、こちら

飲みこみやすく誤嚥も防げる「とろみの強いタイプ」がおすすめ

飲み込みが弱くなると「ゴホッ、ゴホッ」と咳き込んでしまうことが多くなります。気管に食べ物が入ってしまって肺炎になりことがあります。のみ込みやすくなっている食事が必要です。

のみ込みやすい食事に共通する4つの条件として、

密度が均一

ばらばたになりにくい(まとまりやすい)

変形しやすい

べたつかない

とろみ剤やゼラチンでとろみをつけたり、まとめたりすることによって、これらの条件を満たしてのみ込みやすい食事となります。別にとろみ剤やゼリー剤で、購入したレトルトの介護食をとろみつけたり、ゼリーにしたりするなんで、とても手間がかかりますよね。

それに、とろみはつけすぎると逆に窒息することがあるので、注意が必要です。そんなときはとろみの強いタイプがおすすめです。それでもどのタイプが合っているのかわからない時は、医師、管理栄養士など専門家に聞いて選んだ方がベストです。

管理栄養士が監修している食事がどのようなものなのか知りたい方は、こちら

毎回の食事でバランスよく栄養を摂ることができるように「栄養素」も確認

年を重ねていって、食べる量が少なくなったり、あっさりしたものしか食べられなくなったりするので、少量あるでも栄養のあるものを摂りたいですよね。高齢者にとって重要な栄養素はエネルギーとタンパク質です。

まず、しっかりタンパク質の入った主菜になるおかずを必ず選ぶことが大切です。そのおかずによって、主食、主菜、副菜とバランスのとれた食事になるように考えましょう。

高齢者では、たんぱく質 1.0〜1.25 g/kg 体重/日以上を摂取する必要とされているので、60〜70 kg の体重の高齢者でしたら1 日 75 g 以上のたんぱく質を摂らないといけません。

70歳以上の高齢者が1日に必要とするエネルギー量の目安は、男性で1,850~2,500kcal、女性で1,500~2,000kcal程度です。活動量によって個人で違いはありますが、目標にして商品を選びましょう。

スーパーで売っているレトルトの介護食では栄養が不安というかたは、こちら

器に入れ替える手間が省けて外出先へ持ち運ぶ際も便利

レトルト介護食トルトに入ったおかずを、きれいに作ったようにお皿に盛り付けると、見た目で食欲が増すことがあります。

でも、食器が洗えなかったり、外出先で食べたいというときは、食品の包装がそのまま容器になっていてそのまま食べられる商品を選ぶと、器に入れ替える手間が省けて、外出先へ持ち運ぶ際も便利です。

また災害時にも、貴重な水を使用する洗い物を極力減らせて、そのまま温めずに食べられる形態のものが役に立ちます。

まとめ

介護食をはじめて試したいとおもったとき、スーパーに行ってレトルトの介護食を試しに買ってみることをおすすめします。すぐに手に入りどんなものかを知ることができます。普段の買い物と一緒に買うことができ、簡単に食べることができます。スーパーで買えるなんて、とても便利ですね。