噛む力やのみ込む力が弱くなると、柔らかいものを選んだり、細かく刻んだり、とっても手間がかかるようになりますよね。
そんなときにレトルトのものがあれば、すぐに温めて食べることができるので、食事を用意することに時間がかからなくなります。
でも、レトルトってお手軽だけど、ほんとに美味しいのか不安ですよね。
たまには本格的な料理も食べたくなったとき、そんな願いも叶えてくれるレトルトの介護食があります。
レトルト介護食がどんなに高級で美味しくつくられているのかを調べてみました。
クリニコ「やわらか亭」シリーズ
クリニコ「やわらか亭」シリーズは、国産米をやわらかく炊き上げたごはんと、ごはんにかけるソースのセットです。
常温保存でき、温めなくてもそのままおいしく食べられるので、包丁や火を使うことに不安のある方や、外出先でのお食事におすすめです。
メニューは、和洋中の国産のお米をやわらかく炊き上げたごはんにぴったりです。
- カレーライス
- 麻婆丼
- ハヤシライス
- 中華丼
- 牛丼
やわらか亭のお米には、青森県産「つがるロマン」を100%使用していて、ごはん本来の風味や、ふっくらとした食感、炊きたての味わいを実現しています。
それぞれのメニューは丼ぶりを食べる満足感とおいしさを追求しています。
お米の銘柄をうたっている商品でレトルト介護食はなかなかないですね。
原材料が国産だということ安心ですが、さらに青森県産ということなので、お米のおいしさが期待できます。
キューピー「やさしい献立」シリーズ
主食のごはんシリーズは、ご家庭と同じように、精米からじっくりと炊き上げます。
ペースト状のごはんの場合も、炊いたお米を丁寧に裏ごしすることで、なめらかでお米本来の風味が生きるごはんに仕立てています。
野菜をペースト状にしたシリーズでも、素材から調理しています。
野菜本来の風味を感じることで、手作りの食事と同じようにおいしく栄養のある食事を作っています。
お肉やお魚のおかずシリーズは手作りの味わいと同様、出汁をきかせたり、複数の調味料を組み合わせています。
満足感がありながらも、やさしく飽きのこない味わいに仕上げています。
素材の味って大事ですよね。介護食は食べやすいように柔らかくする際に素材一つ一つの味が本来の味と異なってしまうと、何を食べているかわからなくなってしまいます。
100g当たりの食塩相当量を1.0g以下にしている商品もあり素材の味、だしの味で美味しい介護食です。
アサヒの「バランス献立」
アサヒグループ食品の前身「和光堂」がベビーフードでつちかったノウハウを生かし、「”食べる”をずっと楽しく。」を理念にして作った介護食が「バランス献立」シリーズです。
だしの老舗「にんべん」の白だしを使用しているなど、味へのこだわりを感じるラインナップも多数。
グルメな方、外食が好きだけれどなかなか外出できない方にもおすすめの介護食です。
そして、介護食「バランス献立」からブランド初となる株式会社なだ万と共同開発した4品を1個270円~300円で本格的なおいしさが楽しめます。
- 『バランス献立 なだ万監修 かに入り茶碗蒸し』
- 『バランス献立 なだ万監修 鯛と野菜の煮こごり』
- 『バランス献立 なだ万監修 なめらか茶碗蒸し』
- 『バランス献立 なだ万監修 鯛だしの煮こごり風』
外出先で介護食って食べられるものを選んだりしないといけないので、難しくておっくうになりますよね。
ちょっと贅沢して、たまにはこのレトルトを買って本格的なお店の味が楽しむことができて、外食できない方にはうれしいですね。
エバースマイル介護食
エバースマイルムース食は、素材ごとに滑らかなムース状に仕上げているため、舌でつぶせる柔らかさでありながら、素材本来の彩り、風味を味わうことができます。
見た目にもおいしい食事は、食卓を華やかに彩り、「食事をする喜び」を感じさせてくれます。
ムース食ってここまでの彩りがあるものはないような気がします。
それぞれがしっかり素材の味がすることによって普通の食事に近づいた味が味わえるのではないでしょうか。
お皿に入れて盛り付けるととても高級感ありますね。
明治 高級中華料理のやわらか食「聘珍茶寮 中華シリーズ」
横浜中華街に本店を置く、現存する日本最古の中国料理店「聘珍樓」総料理長監修による、高級中華料理のやわらか食「聘珍茶寮 中華シリーズ」を株式会社明治が販売しています。
- 兵庫県赤穂地方に産する赤穂塩が湯葉のまろやかな旨みを引き立てる「湯葉粥」「豚肉入り湯葉粥」「エビ入り湯葉粥」
- 特製上湯スープに赤穂塩と生クリームの豊かなコクを味わえる「鶏肉入りかぼちゃスープ」
- 具沢山の肉と野菜の豊かな旨みと赤穂塩のさっぱり風味が楽しめる「贅沢トマトスープ」
- ココナッツミルクの濃厚な口どけと砂糖にこだわった「かぼちゃ汁粉」「黒ごま汁粉」
その商品もやわらかく食べやすいユニバーサルデザインフードの区分1・区分4に準拠しています。
咀嚼力が衰えてきた方でも食べやすい「かたさ」や「粘度」に配慮した商品になっています。
家にいて、本格中華が食べられるなんて、そのうえ介護食にもなっている商品ですが、普通に食べられる方も食べてみたくなる商品ではないかと思います。
レトルトに飽きたら宅配弁当もおすすめ
レトルトの種類は限りがあります。
ちょっとレトルトあきてきたなぁと思うこともありますよね。
そんなときにおすすめの宅配食やわらかダイニングもおすすめです。
やわらかダイニングを実際に食べた感想は、こちら
ワタミの宅食もおすすめの宅配食です。
まとめ
今回レトルトになっている介護食なかでも、レストランが監修していたり、素材にこだわったり、だしにこだわったりしている高級な商品がありました。
噛む力や飲み込み力が衰えて何かあきらめないといけないことが増えてしまうなか、ちょっと高級感がある介護食を取り入れることで楽しみができることはうれしいですよね。