日本を代表する食の都の一つ、名古屋。
手羽先、味噌カツ、ひつまぶし等々、うまい飯がズラリと並びます。
ほんとに美味しいものがいっぱいありますよね。
ご飯がおいしいと名高い名古屋の町ですが、では名古屋は介護食もレベルが高いのでしょうか。
気になったので書いてみました。
この記事では、ご飯が弁当として届く宅配サービスについてまとめています。
その中には「宅食」と「配食」の二つのサービスがありますが、これら両方とも載っけています。
軽く説明もはさむので、分からなくてもこのまま進んで大丈夫!
また、やわらか介護食や糖尿病向け食事を扱う店など、幅広いご飯に触れています。
名古屋の介護食を知りたい人、「介護食」をよく知らない人もユルく見てくださいね~。
やわらかダイニング
料金(セット) | ちょっとやわらか ・7食 4,600円(税込4,968円) ・14食 9,100円(税込9,828円) ・21食 13,500円(税込14,580円) | かなりやわらか ・7食 5,200円(税込5,616円) ・14食 9,400円 (税込10,962円) ・21食 14,800円 (税込15,984円) |
料金(1食あたり) | ・7食 658円(710円) ・14食 650円(702円) ・21食 643円(695円) | ・7食 742円(803円) ・14食 672円(783円) ・21食 705円(762円) |
噛む力や飲み込む力は、歳をとるごとに弱くなっていきます。
これらの力の低下によって普通食を食べられなくなる人も少なくありません。
「やわらかダイニング」は、そんな方々のためのやわらかいご飯を提供します。
食べることが困難になってきた方はコレ、といっても良いかも。
それはなんでですか?
それは、選べるやわらかさが豊富である点。
やわらかダイニングは他のやわらか介護食とは少々異なった特徴があります。
解説のために、少しだけユニバーサルデザインフードの説明をします。
まあ、やわらかさの度合いが公式に定まっているという認識でOKです。
一般的なやわらか介護食は、この区分のどれかに沿って作られているものが多いです。
対して、やわらかダイニングのやわらかさの度合いは以下のとおり。
・ちょっとやわらかめ(程よくやわらか、食べ応えアリ)
・かなりやわらか(箸で切れる)
・ムースやわらか(スプーンでつぶせる)
公式では書かれていませんが、それぞれ「容易に噛める」「歯茎でつぶせる」「舌でつぶせる」相当です。
やわらかの幅が非常に広いんですよね。
やわらか専門なだけあって、噛むことに困っている人にはイチオシの介護食です。
以下はやわらかダイニングの公式HPです。
↓↓
加えて冷凍保存で3か月以上と持ちがよく、レンチン一発ですぐ食べれるご飯となっており、
あなたにとっても使い勝手が良いと感じるのではないでしょうか。
やわらかダイニングをお試しした感想を下に載せておきます・
参考にしてみてくださいね!
↓↓
ライフデリ
おかずのみ | ご飯セット | |
料金(1食あたり) | 491円(税込530円) | 542円(税込585円) |
続いては「ライフデリ」。
ライフデリは配食サービスで、宅食とは微妙に異なるところが。
宅食と配食の違いについて、ここでは厳密な言及は避けます。
(あまり大きな違いはありません。)
ただ、調べていくなかで、配食の方がより厳密な印象を受けました。
安否確認を兼ねつつ弁当を渡すのは配食サービスならではの動きです。
また、ご飯が多くの持病持ちの人に対応しているのも配食の強み。
ライフデリもその例に漏れず、ご飯の幅が広いです。
持病持ちでも問題ナシ。
料金表にある記載は普通食のものですが、他にも様々なご飯があります。
以下はその一例です。
・カロリー調整食(糖尿病の方向け)
・透析食(腎臓病&透析治療済みの方向け)
・腎臓食(腎臓病&透析治療を受けてない方向け)
・やわらか食(噛む力が弱くなってきた方向け)
・ムース食(飲み込みづらくなってきた方向け)
・介護、福祉施設向け給食
それぞれ、おかずのみ/ご飯セットを選ぶことができます。
量に関しては細かく融通がきくと思いますよ~。
しかし、これらのオプションはそれぞれの値段や、朝/昼/夜のいずれに対応しているかが異なります。
詳しくはコチラをご確認ください。
これは助かりますね。
働いている人などは特に。
なんて言っていたらこんな意見も。
効率が良いとの声が!
ご飯も色合い豊かでおいしそうですね~。
配食サービスも立派な候補になりそうです。
ぜひ検討してみてください!
さて、ライフデリでは川柳コンテストというものを開催しています。
体も頭も柔らかく、若々しくしていきましょう^^
『川柳で 泡を食わせて 二度おいしい』
そんな生活にしていけるといいですね!
これはちょっとうまいかも。(笑)
ヘルスケアフード大衆食堂
一般食、治療食 | 嚥下調整食 | |
料金(1食あたり) | 644円(一律) | 752円(一律) |
お次は「大衆食堂」。
地域ごとにお店がありますが、名古屋にあるのはこの店舗です。
こちらはまさに「ヘルスケア」の名に違わないサービスとなっています。
こちらも配食サービスとなっているので、より厳格な体調管理が可能ですよ。
まずは、配食に違わないその料理の幅の広さ。
以下はその種類をまとめたものですが、公式サイトによるとこれが全てではないそう。
一般食・治療食
・健康食(健康の維持)
・エネルギー調整食(糖尿病の方向け)
・たんぱく質調整食(腎臓病など向け)
・リン・カリウム・水分調整食(腎臓病&透析向け)
・やわらか食 一口サイズ(噛むのが困難な方向け)
嚥下調整食
・とろみ食(噛まなくてよいやわらかさ)
・ムース食(舌でつぶせるやわらかさ)
・ペースト食(歯茎でつぶせるやわらかさ)
軽くまとめただけで枠がデカくなるほどの種類の豊富さ。
先ほどのライフデリよりも、オプションは多いです。
すべて書くとそれだけで一記事できるので、今回はお預けです。
詳しくはコチラをご覧ください。
また、実際に配達を始める前に担当者が自宅に来て面談をするのも配食ってかんじですね。
なんだかプロフェッショナルを感じます。
ただ、セット販売等はないようです。そこを息苦しく感じる人もいるかも。
ちなみに、頼んだご飯はキャンセルはできるようです。
ですが、無料でキャンセルできるのは前日12時まで。
以降はご飯の半額負担が発生し、前日18時になると全額負担になります。
予定をキッチリする必要がありますが、心強いサービスの一つと言えるでしょう。
ワタミの宅食
まごころ手毬コース | いつでも山菜コース | |
料金(1食あたり) | 530円(宅配料金込み) | 390円(送料800円) |
最後は「ワタミの宅食」。
宅食界の大手ともいえる会社です。
今までのものに比べると王道の弁当という印象を持ちますね。
しかし、カロリーや塩分量など、介護食の最低限はしっかり持っています。
やわらかさや持病等にはほぼ対応していませんが、食べられるのであれば大きな選択肢といえるでしょう。
でもその分、普通食としてのオプションはあるんですよね。
そのとおり!
「まごころ手毬」「いつでも山菜」のふたつです。
まごころ手毬は冷蔵食。届いたその日に食べれる、鮮度高めのご飯です。
週1日から調整が可能なので、献立を変えたいという人はコチラがおすすめです。
一方、いつでも山菜は冷凍食。食べたいときにいつでも食べられます。
また、買いだめができるので、不意の諸事にも嬉しい方法です。
どちらのオプションでも、介護者と被介護者のどちらにも恩恵アリですよ。
とはいっても、どちらもおいしいので、あなたの忙しさで選べます。
あなた自身の環境に合わせて変えられるのは、介護生活では大きいですよね。
不測の事態に備えて冷凍を買うだけでもだいぶ助かるかも。
あとは、一食あたりの値段が安いというのは大きいです。
特に、いつでも山菜コースはこの記事内ではぶっちぎりに安いですものね。
まごころ手毬も、500円台と記事内ではかなり安めの金額です。
このように、介護する人とされる人、どちらにも優しいワタミの宅食。
ワタミの宅食を食べた感想が下にあります。
管理栄養士さんの感想なので、ぜひ参考にしてほしいです。
まとめ
この記事では、名古屋で受けることのできる介護食サービスをまとめていきました。
配食と宅食を両方取り上げましたが、どちらも「調理済みご飯を渡す」サービスです。
この点では両者はほぼ変わりませんでした。
ただ、配食はご飯の受け渡しが安否確認を兼ねていたり、持病持ちの方に配慮したご飯が多めです。
一方で宅食は買いだめができるなどより手軽に利用できるご飯でしたね。
この二つの形態を考慮したうえで、各々の環境に合ったものを選んでいきましょう!